とやまお仕事CHANNEL オンライン座談会「WEB de おしごと座談会」

「WEB de おしごと座談会」とは

とやまお仕事チャンネルでは、「学生が企業に聞きたいこと」「企業が学生に聞きたいこと」など就活やお仕事に関するアレコレをみんなでトークするオンライン座談会を定期的に行っています。

REPORT

新型コロナウイルスの影響で、社会状況や生活様式の変化とともに、採用・就職活動のあり方も大きく変わってきています。

企業・学生がそれぞれ知りたい疑問や悩みを共有することで、これからの採用・就職活動のヒントを見つけてもらうことを目的に、『とやまお仕事CHANNEL』ではオンラインを活用した「WEB de 座談会」を企画しました!

第5回は、コマツ富山株式会社の磯部さん、富山大学学生キャリアサポーターの中山さん・後藤さんに参加していただきました。その様子をレポートします。

開催日時:
2023年3月30日(木)10:00~11:00
司会進行:
高橋舞衣さん
参加学生:
富山大学学生キャリアサポーター 中山さん 後藤さん
富山大学学生キャリアサポーター Twitter
お相手は(参加企業):
コマツ富山株式会社
業務部業務課 総務部門 磯部さん

<住所>
富山県富山市本郷2413番地の1

<事業内容>
コマツ製品全般 販売・サービス・レンタル

みなさん本日はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございます。第5回 とやまお仕事CHANNEL「WEB de座談会」を開催いたします。開催に先立ちまして、今日ご参加いただいたみなさんの自己紹介をお願いします。

中山さん
富山大学都市デザイン学部2年生の中山と申します。春から3年生になります。大学で建設機械のICT化についての研究に携わっていて、今回の座談会で何かヒントを得られたらと思い参加させていただきました。
後藤さん
富山大学工学部2年生、春から3年生になる後藤と申します。工学部ということで、機械の販売や、中山さんと同じくICT化にも興味があって参加しました。ちなみに今は春休み中で、フィリピンに一人旅に来ています。今日もフィリピンから参加しています。
磯部さん
コマツ富山株式会社の業務部に所属しております、磯部と言います。私は6年前に中途入社しました。現在は総務として、従業員の労務管理、システムの管理、採用窓口を担当しております。

みなさんよろしくお願いいたします。さっそくですが、磯部さんから会社について教えていただけますか?

磯部さん
はい。「コマツ富山株式会社」は国内No.1建設機械メーカーである「コマツ」の富山県内唯一の総販売代理店として、建設機械の販売、修理・整備、レンタルという3つを軸に営業活動を行っております。企業理念は「仕事を愛し、家族を愛し、そして地域を愛する。創意・商魂・誠実をモットーとして生活文化の向上を図り豊かな社会造りに貢献する」。近年、企業の“社会的貢献度”が注目されていますが、私たちは70年以上前の創業当時からこの理念を掲げています。

系列企業もいくつかあるんですよね。

磯部さん
はい。社長の池田が経営している「富山いすゞ自動車」「呉羽自動車学校」「北日本モーター」「大和交通」「Cafe Socio」、そして「コマツ富山」。これらを総称して「IKEDA Group」と呼んでおります。最近はグループサイトを立ち上げたり、動画を作成してYouTubeにアップしたりと、グループとしてのPRにも積極的に取り組んでいます。

学生からの質問タイム

さっそくですが、後藤さんから質問をお願いします。

後藤さん
どのような方が御社で働いているかを知りたいです。新卒・中途、大卒(最終学歴)、文系・理系…。それぞれの割合を教えてください。
磯部さん
新卒入社が56%、中途入社が44%。おおよそ半々になっています。最終学歴については、大卒が15%と意外に少なく、短大・専門卒が45%と約半分を占めています。これは建設機械を取り扱うなかで、自動車整備の資格が必要な業務があるからです。整備系の学校を出ている短大・専門卒の方を採用しているというのが、この数字に現れています。文系・理系の割合はデータを取っていませんが、分け隔てなく採用させていただいております。
後藤さん
いろんな方が働いていらっしゃるなかで、御社にはどのような人物が向いていると思いますか?
磯部さん
「地域(富山)に貢献したい」という想いが強い方が向いていると思います。地域に根付いた活動をしていくというのは当社の理念でもありますし、建設機械を通してインフラ整備の下支えをしているという点でも、地域貢献を強く実感できる会社だと思います。
後藤さん
企業理念にも「地域を愛する」とありましたが、御社が地域に対して実施している事業やプロジェクトはありますか?
磯部さん
大きな事業やプロジェクトというよりは、普段の営業活動が企業理念に直結していると思っています。グループとしては、毎年6月に「地域ふれ愛まつり」という地域感謝イベントを開催しています。ここ数年コロナ禍で中止になってしまったのですが、例年はミニショベルカーを使ったボールすくいやガラポン抽選会など、地域の方々に楽しんでいただける縁日や催し物を企画しています。

ありがとうございます。次に、中山さんから質問をお願いします。

中山さん
これからの建設業においてICT化は重要だと思いますが、御社はICT化を進める上でどのようなことを意識していますか?
磯部さん
当社が何よりも意識しているのは、お客様へのサポートです。今、国が発注している工事の約8割でICT化が進んでいると言われていますが、県レベルでは約2割にとどまっています。県内でもICTを普及させていくには、お客様にとって使いやすい「操作性」、そして安い値段でも使える「費用面」が重要だと考えています。
中山さん
ありがとうございます。続いて、御社の課題は何ですか?
磯部さん
業界全体の課題でもありますが、女性の進出があまり進んでいないことです。社員の男女比はおよそ8対2。また、女性の大半が事務職で、整備や営業、管理職はほぼ男性という現状です。そんななか、事務と整備を兼任している女性社員が1名います。これからも職種を問わず、女性が活躍できる職場づくりを目指していきたいと思っています。
中山さん
社員のワークライフバランスはどのようになっていますか?
磯部さん
ワークライフバランスは非常に整っていると思います。休日がきちんと定まっていること、残業時間が比較的少ないことは、私がこの会社に転職した決め手でもあります。就業時間も8時〜16時半と他社に比べて早いので、終業後のプライベートな時間もしっかり確保できています。また、有給の取りやすさも当社の魅力の一つです。今年度の有給取得実績は全社平均で16日ほど。他社と比べてもすごく高いのではないかと思います。

磯部さん、ありがとうございました。女性の業界進出が課題とのことでしたが、御社はワークライフバランスが整っていて女性も働きやすそうですね!

企業からの質問タイム

続いて、磯部さんから学生のみなさんに質問をお願いします。

磯部さん
就職先を探す上で重視していることは何ですか?
後藤さん
僕が一番重視しているのは環境です。拘束されると苦しく感じてしまうので、例えばオンラインでの出勤ができるなど、自由に働ける環境があると良いなと思います。
中山さん
僕はワークライフバランスを重視しています。仕事はある程度忙しくてもいいのですが、その分休日も充実させたいというか…。稼いだお金を使う時間は確保したいなと思います。
磯部さん
ありがとうございます。当社のワークライフバランスについては先ほど申し上げた通り、とても整っていると思います。在宅勤務規程も設けてはいるのですが、どうしても出社しないとできない業務が多いのが現状です。今後、在宅勤務のためのシステム等を整えていくのが私の使命だと感じています。

続いて、磯部さんから二つ目の質問をお願いします。

磯部さん
お二人が学業以外に打ち込んでいることはありますか?
後藤さん
経営者と大学生が交流する会員制バーの運営をしたり、富山大学生の就職支援を行う学生キャリアサポーターの代表を務めたりと、人のためになる場づくりに力を注いでいます。あと、今もフィリピンに来ていますが、旅行が好きです。昨年の夏はバックパッカーとして、東南アジアを40日間ほど旅しました。
中山さん
僕は釣りが好きです。もともと海なし県の出身なので、時間があれば海に行って釣りをしています。あとは後藤くんと同じく、会員制バーで働きながら、学生キャリアサポーターとしても活動しています。最近は塾経営のバイトも始めました。学生で時間があるからこそ、機会があれば何でも挑戦するようにしています。
磯部さん
お二人とも今しかできないことをされていて素晴らしいですね!

皆さんありがとうございます。
以上をもちまして、第5回 とやまお仕事CHANNEL「WEB de 座談会」を終了いたします。

全員
ありがとうございました!

このほかに、企業側から「建設機械を扱っている会社のイメージは?」「企業が学生と接点を持つには?」といった質問があり、学生が真剣かつ率直に答えている姿が印象的でした。学生からも次々と質問があがり、時間の許す限りお答えいただきました。

今回の「WEB de 座談会」で得られたことを、これからの採用活動、就職活動にも活かしていただけたら嬉しいです。

『とやまお仕事CHANNEL』では、今後も数回にわたって「WEB de 座談会」を予定しています。
興味がある、参加してみたいという企業の方は、ぜひご連絡お待ちしております!

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